初ブックマークのコメントに、

気になるコメントがあって、一言添えようかと思ったけど、記事の主題が違うので、ここで書いてみる。
「男ってセックスできないと尊厳を失う生物なんだ!!」
とあったわけだけど。
で、勝手に返答。
社会的には、そう。生物学的にはどうか知らない。
ローンウルフを格好いいと思う人がいるけれど、狼にとってはどうかはわからない。
狼社会では単なる邪魔者なんじゃないかとも思ったりする。
これは他の動物でもそうで、ライオンなんかもそうなんじゃないかなぁ。雌を持たないライオンは、ライオン社会では阻害された存在になる。
ああいう状態で尊厳って、社会的に保たれているんだろうか?
ちょっとわからない。
でも、意味無いよね。いなくてもいいんだし。むしろ邪魔なんじゃないだろうか。
セーフティという意味はあるかもしれないけれど、それは個としての彼らにとっては関係のない話。メタじゃなく、主体として。
「俺という存在がいるから、狼社会はバランスがとれているんだ!」
って思ってないよね。多分。
思ってたらごめん。
人間社会では、童貞を笑うというのは、結構ある話。
それは、男からそうしている。
それは女性からしたら、どうなんだろうと思うけど、実体としてそうなんだよねぇ。
女性からそう言っている人もいるけど、それは大抵はそういう男社会の規範に沿って言っていることが多いような気がする。男目線ではなく、男社会で生きている、女性からの視線。
昭和チックかもしれないけれど。
もっとも、そういうのはだいぶ変わってきている。独身でもいいっていう社会に日本はなっているし。
でも、個々の規範意識はそれほど変わっている訳じゃなく、それが結婚からセックスに変わっているだけなんじゃないかな。
そういう枠組みとしての社会と、意識としての社会が、まだ整合取れていない状態なんだろうと思う。
その内、セックスしなくても尊厳保たれる状態になるのかもしれない。
……家族がミニマムな社会として組み込まれている内は、無理もしれないけれど。